学校とは異なる学びの場
学校に通わないという選択をする子どもたちは年々増加しています。その背景には、私たちの社会構造の大きな変化があります。2016年に制定された「教育機会確保法」により、フリースクールは正式な学びの場として認められました。学校に通わないという選択をした子も、フリースクールで過ごす時間は、在籍校での出席日数としてカウントされる場合があります。ここでは、自分のペースで学習したり、興味のあることに取り組んだりすることができます。
Laurel Academyは、静岡県東部地域のお子さまとご家族の新しい選択肢として、「フリースクール三島」を開設します。
温かな光、やわらかな空気、心地よい音楽。五感で感じる居心地の良い空間で、ゆっくりと自分のリズムを取り戻していきます。カーペットの上でくつろいだり、観葉植物に囲まれて深呼吸したり、お気に入りの場所で読書を楽しんだり。一人ひとりの「心地よい」に寄り添える場所でありたいと考えています。
「これをやってみたい」という気持ちを大切に、好きなことに夢中になれる時間と空間を用意します。「自分のことは自分で決める」を大切にしながら、みんなで使う場のルールは子どもたち同士で話し合って決めていきます。思い切り遊び、夢中になる活動の中で心が満たされ、その充実感から自然と「もっと知りたい」という気持ちが芽生えます。その探究心を育て、学びへの意欲につなげていきます。
子どもたちの中に芽生えた学びへの意欲は、毎日の積み重ねによって、確かな力となっていきます。集中できる時間を大切にしながら、自然と学習習慣が身についていきます。オンライン教材の活用や学習サポートを通して、一人ひとりのペースに合わせた学びを支えます。この日々の営みが、それぞれが望む未来への確かな一歩となるでしょう。
特色ある学びとして、子ども向け新聞を活用した探究活動で世界への興味を広げます。また、実践的な金融教育を取り入れ、お金との付き合い方を学びます。年齢に応じた金融教育で、将来を切り拓く力を育んでいきます。
自分らしく学ぶ場所へ
学校という場所で、「みんなと同じペースで、同じ内容を学ばなければならない」という仕組みに違和感を持つ子どもたちがいます。教室での一斉授業よりも、自分のペースで学ぶ方が理解しやすい子どもにとって、画一的な授業時間は心地よいものではないかもしれません。
しかし、そうした違和感は決して否定的なものではありません。むしろ、自分らしい感じ方を大切にし続けることが、その後の人生で大きな意味を持つことがあります。
教育の現場では、その子らしさを大切に育むケアリングの姿勢が求められています。フリースクール三島は、そうした学びを実践する場として準備を進めています。この場所が子どもたちにとって、自分らしく生き、人生を拓くための大切な出発点となることを願っています。
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